犬と狩猟

罠、網、柵、銃類

獣害対策に使用できる銃の種類とは?資格や予算など

獣害対策に使用できる銃の種類とその特徴をあげ、銃の使用に必要な資格や予算をご紹介します。

猟銃の種類

銃とは内部の火薬を爆発させることによって弾丸を発射する武器の一種で、けん銃や小銃、機関銃、猟銃、空気銃など様々な種類があります。その中でも狩猟に使用できるものは猟銃に分類され、弾丸が単一のものをライフル銃、弾丸が散弾のものを散弾銃と呼び、そのほかに空気銃を使用する場合もあります。

ライフル銃は、国内で使用が許可される銃の中でも威力の強い銃で、主にクマやイノシシ、シカなど大型獣の狩猟に使用されます。

一方、散弾銃は1発の弾薬に複数量の銃粒が詰められているため、散弾銃という名前の通り装弾が散り広がることが特徴です。ただし、散弾銃でもスラッグ弾やサボット弾など1発だけ装薬された弾を使用することも可能で、用途によって使い分けることができます。散弾を使用した狩猟では鳥類や小動物、中型獣を対象とするのに対し、スラッグ弾やサボット弾を使用すればイノシシや鹿などを対象にすることができます。

最後に空気銃です。空気銃と聞くと玩具用の空気銃と勘違いしてしまう方もいますが、銃猟で使用する空気銃は銃刀法で定められた大変威力の強い銃のことを言いますので、玩具用とは全く別物であり、事前に専門の知識や許可が必要となります。

空気銃とはその名の通り空気の力で発射される銃のことで、ライフル銃や散弾銃と同様に弾丸を発射することに変わりはありません。異なるのは発射するための銃の仕組みで、空気の力で発射される空気銃とは対象的に、ライフル銃や散弾銃などは火薬の爆発によって発射します。空気銃では鳥類や小動物を対象にすることが多いです。

銃猟に必要な資格や許可

日本で銃猟を行うためには、銃猟免許の取得が必要になります。銃猟とは狩猟方法の中でも銃器を使用した猟法の1つで、多くの人にとって最もイメージしやすい狩猟方法だと言えます。

メリットは銃器の種類や弾丸に応じて様々な種類の動物を捕獲できることで、デメリットとしては難易度が高いこと、銃猟免許や維持、備品の購入など金銭的な負担が多いことがあげられます。

銃猟免許の取得には銃の仕組みや取り扱い、射撃姿勢はもちろんのこと、銃の管理や銃刀法など学ぶことが大変多く、網猟やワナ猟に比べて取得までの難易度が高いのです。金銭面では、狩猟免許取得代や銃器・装備品の購入、警察署への銃砲所持許可申請料、狩猟税などの金額設定が、網猟やワナ猟に比べて高く設定されているため、全体の費用負担が大きくなってしまうのです。

これらの理由もあって近年では銃猟免許よりワナ猟免許を取得する割合が高くなってきており、1970年代から1990年代まで狩猟免許保持者の8割以上を占めていた銃猟免許保持者は、平成27年には5割程度まで減少しています。銃猟免許保持者の減少の理由は、その他にも狩猟免許保持者の高齢化や狩猟をメインに行う猟師の減少など様々です。

銃猟免許には第一種銃猟免許と第二種銃猟免許の2種類があり、第一種免許ではライフル銃、散弾銃などの装薬銃と空気銃を猟具として使用することができ、第二種免許では空気銃のみを使用することができます。狩猟用に銃器を所持するためには、狩猟免許以外に、銃刀法で定められた銃砲所持許可の申請とそれに伴う射撃講習などを受講する必要があります。

銃砲所持許可の申請は警察署へ行い、講習代金や申請料、手数料、健康診断書などの持参が必要です。狩猟免許と銃砲所持許可が手に入ったら、狩猟を行う都道府県で狩猟者登録と狩猟税の納税を行います。これは網猟やワナ猟を行う狩猟者も同様で、登録手数料と免許の種類に応じた納税額を支払います。

銃の予算と装備品

狩猟用の銃器は、銃砲店で購入することができます。

ライフル銃は安い新品で十数万円、中古で5万円、散弾銃であれば新品で10万円、中古品で5万円ほどから購入することができます。ブランドや機能、デザインなどによって価格帯は幅広く、高価なものは何百万円もする銃器もあります。また、銃器の他にも銃を収納する鍵付きのロッカー(ガンロッカー)やナイフ、双眼鏡、手袋、長靴、狩猟時に着用できるベストや衣類なども準備しましょう。

狩猟時の服装は、大日本猟友会で示されている<狩猟の基本スタイル>を例にご紹介します。

事故や迷惑行為をなくす目的で推奨されている狩猟の基本スタイルは、帽子、登録証・記章、専用ベスト、シャツ、手袋、銃、パンツ、靴の8点で、登録書・記章に関してはどの猟法で狩猟を行う場合も必要です。大日本猟友会の会員は、猟場において目立つオレンジ系統の防止とベストが無料で配布されており、他の狩猟者に自分の位置をはっきりと示しやすい工夫がされています。これら服装は決まりというわけではなく基本的には個人の自由ですが、安全管理の面も考えてぜひ参考にしてみてください。

-罠、網、柵、銃類

Copyright© 鳥獣対策 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.